フジ 行ってきました

土曜日、しかも日中のみの参加となってしまいましたが、フジロック行ってきましたよ〜。やっぱり腐らず諦めずに行ってよかったです。
朝5時に家を出て、会場に到着したのが10時半ごろ。道中、上越新幹線の車内はいわゆるフジロッカーな面々ばかりでもうそれだけで心おどりますよ。

入場ゲートに向かって「ただいま」と心の中で声をかけて入場。

まずはオアシスエリアで軽く食事。
この後まずはグリーンステージへ。丁度この時にステージ上で動きが。Los Lobosが来日遅れということで、急遽ピンチヒッターにEddi Readerが登場。「これは観ておこう」と、まだまだ存分に空いているグリーンのフィールドに椅子を広げて腰を降ろし、彼女の歌声に聴き入りました。アコギとアコーディオンの奏者2人とともに、自身も時おりギターを手にとりながら歌いあげられた数曲をじっくり堪能しました。
この頃から小雨まじりの曇り空に。薄暗く湿気に煙るボードウォークを経由してオレンジコートへ。到着後フィールド後方でひとやすみ。
この頃から小雨が降り続くようになってきたので、雨合羽の上下、それに今回初起用となるスパッツを装備。スパッツといってもレッツ＆ゴーのジュンちゃんとかそういうスパッツではなく、ボトムの裾から靴のはき口の辺りをがっちり覆うためのスパッツ。
100sのステージ準備の頃になりフィールド前方へ移動。この頃から降雨がものすごいことに。あっという間に地面はぬかるみ一面、足元も泥水でまっ茶色。早速スパッツ大活躍ですよ。
「うわ、これは2年前の再来かしら」とだんだん開きなおりのおかしさがこみあげてきた頃、100sのステージいよいよ開演。メンバーの中で一番最後に登場した中村一義の、そのTシャツの意匠にまず驚愕(参考：Fujirock expressの記事)。「アストロー!!」のかけ声多数(含む自分)。
「Honeycom.ware」「キャノンボール」「新世界」「1、2、3」「ロックンロール」などなど、自分の大好きな曲のオンパレード。特に「Honeycom.ware」、イントロにかぶせてサンプラーの音が鳴ったんですが、自分の聴き違え、あるいは幻聴でなければそれはジェシー・ジャクソンの演説だったはず。それはつまりPrimal Screamってことでしょうか。思わず「カムトゥゲザー!」と叫んで涙が出そうになりました。
最後の「ロックンロール」は、中村一義が歌詞の展開を間違えるというハプニング。苦笑するその笑顔がなんだかちょっとおかしかったです。
終演後、オレンジコートの出口が大渋滞になったので、しばらく休憩してから移動。

サンボマスター待ちのホワイトステージ。

ところ天国の川原。
オアシスエリアまで一度戻り、もち豚食べながらPealoutの開演待ち。なんでも時間が30分ほどずれてるようで…Feeder観るのはこの時点で諦めることに。

Pealoutのステージ準備開始を見計ってレッドマーキー入り。
サウンドチェックのために3人がステージ上に現れた時点でもう巻きおこる大歓声。「いやいや、まだだから」と苦笑しつつも近藤、楽器を鳴らし終えるごとに冗談まじりに「ありがとう」と応えたり。
そして改めてPealout開演。自分がはじめて彼らの音に触れるきっかけとなった「原始進化」から「心臓が動き出すとき」「爆裂世界」「Beat for your right」をやってくれたのがすごい嬉しかったです。近藤の叩き跳ねるピアノに合わせて力強く縦にはじけまくる自分。雨合羽から湯気がたちのぼるのが実感できるほど。
そんなこんなで終幕まであっと言う間。滅多にないアンコールまでやって、彼らの最後のステージを見届けたのでした。近藤によるメンバー紹介で「Pealoutというバンドのことを覚えていてください」という主旨の台詞がすごいぐっときました…。
次はGang Of Fourを観にホワイトステージへ向かおうとしたのですが、折も折、グリーンステージではじまったAsian Dub Foundationの「Flyover」に引き寄せられて、そっちの方でしばし踊り狂ってしまいました…ここでもう披露困憊。後髪引かれる想いでフジの会場を後にしました。
今年の自分のフジは以上のように速足で終わってしまいましたが、やっぱり楽しかったです。今年の反省を生かして、また来年。こんどはまた4日通して楽しめるように。
余禄として装備の話…。今年はじめて折りたたみの背もたれ付き椅子を持っていったのですがこれが大変重宝しました。地べたに座るよりこっちの方がとても体を楽にできます。背もたれ無しのやつよりかさばるのが難点ですけど。
そしてやっぱりゴアテックスは最強ですね。来年は靴もそれをあつらえたやつにしようと思います。あるいは長靴。あとザックカバーもあった方がいいな。